12月になると、多くの河川で禁漁期に入ります。
川へ行けなくなるのは寂しいですが、この時期は道具とゆっくり向き合う良い機会です。
シーズン中に溜まった疲れを道具から取り除き、次シーズンに向けて準備をする。
そんな作業が、僕にとってはオフシーズンの楽しみの一つになっています。
これらの作業は、決して急ぐものではありませんので、
好きな音楽をかけ、コーヒーを飲みながら、少しづつ進めます。
まず、ロッドのメンテナンスからはじめます。
ガイドの足元に溜まった汚れを優しく取り、全体を拭き上げ乾燥させる。
リールは分解できる範囲で中を掃除し、グリスを塗り直します。
ラインは巻き癖がついているので、温かいお湯に浸してゆっくり伸ばしてから乾燥。
タックルボックスを開けて、使わなくなったフライやティペット、手持ちの道具を並べてみます。
シーズン中は「これも必要かも」と増えがちですが、
実際に使っているものは意外と少なかったりします。
重複しているものや、使わなくなったものを選別、
整理をしていると、来シーズンに何が必要かがはっきりしてきます。
禁漁期は、こうした入れ替えをするのに丁度良いタイミングです。
使わなくなった道具をそのままに置いておくのは、
少しもったいない気もするし、収納のスペースも使いますよね、、、そこで!
僕たちcanvasは、みなさまが大切に使ってきたロッドやリールを丁寧に査定し、
必要な手入れをしてから次の人に繋げます。
そうすることで、道具がまた川で活躍する機会が生まれます。
その素敵な循環のお手伝いをしています。
若い釣り人や、最近始めた人がそれを手にすれば、新しいシーズンが始まるでしょう。
手放す側も、査定で得た分を新しい道具に充てることができ、次のシーズンの準備がしやすくなります。
こうした入れ替えは、釣りのスタイルを少しづつ進化させるきっかけにもなります。
オフシーズンは、心をリセットする時期でもあります。
川に行けない分、釣りの本を読んだり、過去の写真を見返したり、地図で新しいポイントを探したりします。
You Tubeで国内外の釣り動画を見たり、フライタイイングの新しいパターンを練習したりもします。
道具を磨きながら、シーズン中の出来事を思い出します。
うまくいったキャスト、魚を逃した失敗も、全てが良い思い出です。
時には、釣り仲間と集まって道具を見せ合ったり、メンテナンスのコツを教えあったりします。
この時間があるから、春の解禁が待ち遠しくなるのです。
禁漁期をただの「休み」ではなく、道具と向き合い、自分と向き合う時間に、、、
メンテナンスと整理を済ませて、心を整える。
そして必要に応じて道具の入れ替えをする。
それが、次のシーズンをより良いものにする準備になります。
僕もまた今年の冬も、ゆっくりと道具をならべようと思います。
きっと、新しい発見があるはずです。